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ストレートアイロンの正しい使い方をプロが丁寧に説明します。

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皆さんは朝のスタイリングはどのようにしていますか?

クシを使ったり、カールアイロンで巻いてみたり、ストレートアイロンで巻いてみたりと、さまざまだと思います。

とにかく朝は時間がないので「早く済ませたい」「簡単に終わらせたい」と言う方が多いのではないでしょうか?

本当スタイリングは大変ですよね。

ですから、少しでも簡単で時間短縮できる裏技を教えますね。

今回は日本人の髪質に多いとされている「くせ毛」の方の「ストレートアイロン」のかけ方についてお話したいと思います。

くせ毛以外の方でストレートアイロンかけている方も必見です。

ストレートアイロンの正しい使い方を知れば、髪の負担が少なく時間短縮してスタイリングができます。

ポイントはストレートアイロンをかける前の「下準備」「設定温度」になります。

この2つは大変重要なポイントになりますので詳しく説明しますね。

こんな方に読んでもらいたい

・普段ストレートアイロンを使っている

・ストレートアイロンの使い方を知りたい

・時間短縮のストレートアイロンのかけ方が知りたい

・痛みづらいストレートアイロンのかけ方を知りたい

目次

ストレートアイロンをかけると髪がどうなるのか?

髪の毛は熱によって変形する特徴を持っています。

髪を濡らして、髪が乾く瞬間に形ができます。

髪の毛の8割はタンパク質で出来ている事をご存知ですか?

良く卵で説明するのですが、タンパク質に熱を与えると「タンパク熱変性」と言って型が変わります。

簡単に言うと生卵が目玉焼きに変わるイメージです。

これを利用したメニューが「縮毛矯正」になります。

縮毛矯正をかけていない方でも、毎日ストレートアイロンなどで髪に極端な熱を一定時間与えてしまうと、髪内部のタンパク質が固まってしまい、「髪質が硬くなってしまう」、「ごわついてしまう」などの原因になってしまいます。

このような状態にならないためには、日頃のトリートメントで髪内部の栄養補給とキューティクルの保護が大切になってきますので、毎日ストレートアイロンかける方は念入りにお願いします。

ストレートアイロンをかける前の下準備

ストレートアイロンをかける前の下準備になりますので、しっかり行いましょう!

この下準備がとても重要です。

①なぜトリートメントが必要なのか?

ストレートアイロンをかけた時に髪に起こる現象についてお話しましたが、なるべく髪に負担をかけない為には、どうしたら良いか説明します。

なるべく髪を傷ませないようにする為には、「シャンプー」「トリートメント」「アウトバストリートメント」この3点になります。

「わかってる、わかってる」と思ったあなた!

もうちょっとだけ聞いてください。

なぜ美容師さんがしつこく「髪を傷ませないようにトリートメントをしましょう」と言うのかといいますと、髪の毛は1度痛んでしまうと、完全に元に戻す事ができないのです。

そして、髪に手を加えると言う事は「髪にダメージを与えてしまう」メニューが多いからなのです。

しかも美容師さんがお客様に逢えるのは、年平均4回〜7回しか逢えません。

そう考えると年間358日間は自宅でケアが必要ですので美容師さんは「トリートメントしてください」って言ってしまうのです。

②ストレートアイロンに必要なトリートメント成分

ストレートアイロンをかけるのは、ほぼ毎日の作業になりますので、ケアは欠かさずお願いします。

どのようにケアすれば良いか?と言いますと、シャンプーも大切ですがここでは「トリートメント」の話をします。

ストレートアイロンをかけると、「保湿」「柔らかさ」が失われてしまうので

ここで選んで欲しいトリートメントの成分は

保湿、柔軟成分

・ヒアルロン酸

・グリセリン

・ホホバオイル

・セラミド

・スクワラン

こちらになります。トリートメント選ぶ時にはこれらの成分が配合されている商品を選んでいただくと「保湿」「柔らかさ」が手に入ります。

まずは髪内部を整えましょう。

③アウトバストリートメントで保護しましょう

お風呂から出たらアウトバストリートメントをつけます。

アウトバストリートメントは、髪内部のトリートメントを閉じ込めて、ストレートアイロンの熱から守ってくれますのでこちらもしっかりつけましょう。

この時に選ぶポイントは、「オイルタイプ」「ミルクタイプ」を選ぶ事です。

髪質が太い方は「オイルタイプ」。髪質が細い方は「ミルクタイプ」を選ぶと良いのですが、髪質によってはベタついてしまう方もいると思いますのでそんな方は「ミストタイプ」を選んでください。

基本的にストレートアイロンを使う方はくせ毛の方が多いと思いますので「オイルタイプ」「ミルクタイプ」で大丈夫だと思います。

髪の水分をしっかり取ってから、濡れている髪にアウトバストリートメントを、髪の中間から毛先にかけてしっかりつけていきましょう。

つけ終わったら、すぐに乾かします。

髪は濡れている状態ですと痛みやすい状態になっていますので、8割〜9割乾かす事で不必要なダメージを与えないで済みます。

夜、髪を洗う方はここまでが下準備になります。

朝洗う方は9割乾かして終了になります。

ストレートアイロンの使い方

ストレートアイロンの正しいかけ方を説明します。

流れとしてこんな感じです。

ストレートアイロンをかける流れ

①髪が乾いている事を確認する

②髪を軽くブラッシングする

③ヘアクリップ(ダッカール)で髪を止める

④アイロン温度を160度〜180度に設定する

⑤首を左右どちらかに傾ける

⑥襟足からアイロンをかける

⑦コームで軽くとかしてアイロンを弱めにスライドさせる

⑧後頭部まで行ったら左右に進み下からかける

⑨全体にかけ終わったら冷風を当てる

おおまかな流れはこんな感じです。

それでは一つ一つ説明していきます。

①髪が乾いている事を確認する

髪が乾いていないと、ダメージに繋がりますのでしっかり確認します。

髪が濡れている状態で180度近いストレートアイロンを使うと、髪が火傷を起こしてしまいます。

肌に近い髪ですと、肌が火傷してしまいますので髪が乾いていることを必ず確認します。

②髪を軽くブラッシングする

髪をあらかじめ、目の粗いクシで、とかしておきましょう。

ストレートアイロンをかけている時に、毛が絡まってしまうと、ストレートアイロンがかけづらいですし、時間もかかってしまいます。

あらかじめ、髪をとかしておいて、効率的に行いましょう。

③ヘアクリップ(ダッカール)で髪をとめる

髪をとめる事を「ブロッキング」といいます。

このブロッキングを行う事で効率良く作業を行う事ができます。

このような状態にしておくとストレートアイロンをスムーズにかける事ができます。

④アイロンの温度を160度〜180度にする設定する

アイロンの温度は高すぎても弱すぎても効率よくストレートアイロンをかけることができません。

くせの強さ、髪質にもよりますが、180度ぐらいの温度が効率良く、負担が少ない温度だと思います。

髪質が細い方は160度位で大丈夫です。

ストレートアイロンを髪に当てている時間は少ない方が良いので、何度も同じ箇所をかけないように、ゆっくりなるべく1回で伸ばしてあげる事を意識しましょう。

⑤髪を左右どちらかに傾ける

髪をどちらか左右に傾けて行うことで、作業が行いやすくなります。

そしてアイロンが頭皮から離れるので、火傷しづらいと思います。

特にサイドの髪をストレートアイロンかける時はおすすめです。

⑥襟足からストレートアイロンをかける

そうしましたら、襟足からストレートアイロンかけていきます。

下からストレートアイロンをかける事で、上の髪を気にせず、ストレートアイロンをかける事ができますので、こちらも効率良くアイロンをかける事ができます。

この時髪を持つ量は5cm〜10cm幅になります

髪質や髪の太さなどでコントロールしてみてください。

⑦コームで軽くとかして、ストレートアイロンをスライドさせる

今度は目の細かいコームを用意します。

コームで軽くとかして、アイロンをかけるのですが、アイロンをスライドさせる時は、力を入れずにゆっくりスライドさせていきます。

この時はなるべく1回で済むようにしたいので、ゆっくり、引っ張りすぎないように下に進んでいきましょう。

毛先は真っ直ぐ、外ハネ、内巻きは自由ですが、この時も優しくスライドさせていくのがポイントです。

⑧後頭部まで行ったら左右に進み下から始める

後頭部まで行ったらトップの髪は残して左右に進み、下から進めていきます。

トップの髪を先に行ってしまうと、左右の髪にアイロンをかける時に邪魔してしまうので、トップの髪はまだ止めておきましょう。

左右の髪にアイロンをかける時も、首を傾けてあげる事を忘れないでくださいね。

⑨全体にかけ終わったら冷風を当てる

全体にストレートアイロンをかけ終わったら、上からドライヤーの冷風をかけてあげます。

最後に冷風を当てる事で、キューティクルを整えて、艶感を出してくれますので、最後の冷風は必ず行ってください。

スタイリング剤をつける時は、水溶性の物だと髪が戻ってしまうので、上手く調整しながらつけてあげてくださいね。

【まとめ】

今回はストレートアイロンのかけ方についてお話させて頂きました。

正しくアイロンを使う事で、時間と髪の痛みも最小限で済むと思います。

上手く活用して、美髪を目指してくださいね。

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