皆さん、「オートミール」ってご存知ですか?
オートミールとは、オーツ麦を脱穀した後、調理しやすく加工したものをいいます。
栄養価が高く、ダイエットフードとしても人気があり、今注目されています。
アスリートやハリウッドセレブの方も愛用している、オートミール。
海外では朝食として一般的ですが、日本ではまだまだ馴染みのうすいオートミールを「どんな食材」か「どんな効果」があるかなどを説明したいと思います。
・オートミールの効果を知りたい
・オートミールを詳しく知りたい
・オートミールのメリット、デメリットを知りたい
オートミールとは?
オートミールとは、オーツ麦を脱穀した後、調理しやすく加工したものです。
「oats」(オーツ麦) と「meal」(食事)とを掛け合わせて「オートミール」と呼ばれるようになったそうです。
オートミールは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富でダイエットフードとしても最近注目されて来ました。
オートミールにはいくつか製造方法がありますので、代表的な物を紹介します。
・インスタントオーツ (そのまま食べられる)
・オールドオーツ (粒が粗く硬いので煮て使う)
・クイックオーツ (粉砕されていて短時間で調理できる)
お店で良くみるのはインスタントオーツ、クイックオーツと呼ばれる商品が多いと思いますが、お米の置き換え食として
お粥、雑炊や牛乳やヨーグルトなどを一晩寝かせて混ぜながら食べている方が多いようです。
オートミール栄養価
気になるオートミールの栄養価ですが、どんな栄養素が含まれているのか説明します。
大きく分けると、食物繊維、タンパク質、ミネラルが豊富でバランス良く含まれています。
①食物繊維
・オートミール 100g=9.4g
・白米 100g=1.5g
・玄米 100g=3.0g
オートミールは食物繊維が多いのも特徴の一つです。
食物繊維とは「第6の栄養素」と言われとても注目されています。
食物繊維は腸内環境を整えて、便秘改善、血糖値上昇を抑える、血中コレステロール濃度の低下などの効果があると言われています。
オートミールには食物繊維が豊富に含まれており、生活習慣病の予防、改善にも効果が期待できると言われています。
②タンパク質
・オートミール 100g=13.7g
・白米 100g=2.5g
・玄米 100g=2.8g
オートミールのタンパク質量も13.7gと、とても豊富に含まれています。
オートミールのタンパク質は植物性タンパク質になりますので、動物性タンパク質に比べてカロリーが低いのも特徴です。
タンパク質は身体を作る上では、とても重要な栄養素で、皮膚、髪の毛、筋肉などを形成し、ホルモンや免疫物質などの調整機能を作る材料にもなっています。
③カロリーと糖質量
・オートミール 100g=380kcal
糖質量…59.7g
・白米 100g=358kcal
糖質量…77.1g
・玄米 100g=353kcal
糖質量…71.3g
オートミールは、白米や玄米より脂質が多く含まれている為、カロリーは若干高めです。
一方、タンパク質、食物繊維が豊富なので糖質量は控えめになっています。
糖質はグリコーゲンとして、肝臓や筋肉の中に蓄えられていますが、その量はあまり多くありません。
余分なエネルギーの多くは脂肪として蓄えられてしまいます。
ですので、1日あたりの摂取量を適切に摂る事が大切になります。
脂肪になりにくい低GI食品
オートミールはとてもGI値が低い食品と言われています。
GI値とは食後の血糖値の上昇を数値化したものです。
GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、GI値が低い食材を食べると血糖値は穏やかに上昇します。
血糖値が上がると「インシュリン」というホルモンが分泌されて血糖値を下げようとします。
このインシュリンには、脂肪を作り、脂肪細胞の分解を抑制する働きがあります。
インシュリンが多く分泌されてしまうと太る原因になってしまいます。
「GI値」が低ければ血糖値の上昇が穏やかでインシュリンが抑えられ、太りにくくなります。
オートミールのGI値は55。
白米のGI値が88。
GI値が低い食品のオートミールはダイエットに効果的と言われているのも、納得です。
オートミールのデメリット
①調理に時間がかかる
オートミールはシリアルの一種ですが、コーンフレークやグラノーラみたいにすぐに食べられるわけではないので、少し面倒な所があると思います。
オートミールを牛乳やヨーグルトに一晩寝かせて、蜂蜜やフルーツを少し混ぜるなど工夫して食べる事で、朝忙しい時間でもすぐに食べられるので、自分好みにアレンジしてみてください。
②お腹が弱い人は注意
オートミールには食物繊維が豊富に含まれているので、お腹のトラブルになる人も多いです。
食物繊維が多いと便秘の改善にはなるのですが、お腹が弱い人は下痢になってしまう人もいます。
乳酸菌が身体に合わない人がいるように、食物繊維が身体に合わない人もいます。
オートミールの適正量を守り、お腹の状態と相談しながら、調整してみましょう。
③糖質過多に注意
オートミールには適度な糖質が含まれています。
摂取量を間違えてしまうと体重増加の原因になってしまいます。
1食につき25g〜30gが目安になっています。
1日の摂取カロリーと消費カロリーを計算して、摂取量を守り、栄養の偏りがでないように注意して摂取してみてください。
【まとめ】
オートミールはとても栄養価の高い食品です。
適正量を守り、栄養のバランスを取りながらオートミールを取ることでメリットも沢山あります。
1食につき25〜30gを目安にして、お腹が緩い場合は調整し、糖質過多に気をつけて摂るようにしましょう。
コメント